「言葉」が変われば現実が変わる。カタカムナで人間関係を好転させる「言霊の力」の正体

これまでの記事では、暗闇の中にいた私が「カタカムナ」という希望の光を見つけ（第1話）、まずは自分自身の名前を唱えることで、ブレない自分軸を取り戻していく過程をお話ししました。

自分と向き合い、内側を整える基本がわかってきた今、きっとあなたは次のステップへ進みたいと思っているはずです。

「自分の内側で整えたこのエネルギーを、どうすれば外側の世界…特に、私を長年苦しめているあの人間関係に、作用させることができるの？」

その答えは、驚くほどシンプルです。そしてそれは、ご紹介している「思い通りの人生を創造する!カタカムナ入門講座」が、最も大切にしている教えでもあります。

その鍵とは、あなたが毎日、無意識に使っている 「言葉」 。
今日は、この「言葉」に秘められた、現実を創造するほどの絶大な力…すなわち「言霊（ことだま）の力」の正体について、お話しします。

あなたの現実は、あなたの「言葉」が創り出している

講座の紹介文に、ハッとするような一文があります。

“あなたの意識、言葉、感情…
それらもまた波動となり、周囲に影響を与え
あなたの現実を今この瞬間も創り続けているのです。”

以前の私は、この意味を全く理解していませんでした。

毎朝、重い体を引きずって会社に向かいながら、心の中でこう呟いていました。
「あーあ、今日もあの人に会わなきゃいけないのか…憂鬱だな」
「どうせまた、嫌味を言われるに決まってる」
「本当に疲れた。もう全部投げ出してしまいたい」

これらの「言葉」が、単なる愚痴や感想ではなく、私自身の現実を創造している「宣言」だったなんて、考えもしなかったのです。

私たちの発する言葉は、空気の振動であると同時に、特定のエネルギー（波動）でもあります。ネガティブな言葉は、不協和音のような淀んだ波動を発し、その波動と共鳴する、さらにネガティブな現実を引き寄せてしまいます。

まさに、負のスパイラル。私が「嫌な現実」を嘆き、その感情を「言葉」にするたびに、私は自分の手で、さらに嫌な現実を強化し、自分の周りに塗り固めていたのです。

なぜ、カタカムナを唱えると「言葉の質」が変わるのか？

「じゃあ、ポジティブな言葉を使えばいいのね！」…そう思われるかもしれません。もちろん、その通りです。でも、心が土砂降りの時に、無理やり「私は幸せです！」と叫んでも、空々しく響くだけですよね。心と言葉がちぐはぐでは、力強い波動は生まれません。

そこで、カタカムナの出番です。

カタカムナのウタヒは、その一音一音が、宇宙の根源的なエネルギーと繋がる、非常に調和の取れた「聖なる響き」を持っています。カタカムナを唱えるという行為は、いわば 「あなたのエネルギー状態を、強制的にリセット＆チューニングする」 ようなものなのです。

不協和音を奏でていた自分のオーケストラ（心・体・意識）に、絶対的な調和を持つ「指揮者（カタカムナ）」を招き入れるイメージです。指揮者の美しいタクトに合わせて、不協和音は次第に鳴りを潜め、オーケストラ全体が、調和の取れた美しい音色を取り戻していきます。

このチューニングを毎日続けることで、あなたの内側は、自然と調和の取れた状態が「デフォルト」になります。すると、不思議なことに、あなたの口から衝動的に飛び出す言葉の「質」そのものが、変わっていくのです。

【実践】日常で「言霊」を意識し、人間関係を変える3つのステップ

それでは、具体的にどうすれば「言霊の力」を使いこなせるようになるのでしょうか。私が講座の教えを元に実践している、簡単な3つのステップをご紹介します。

ステップ１：ただ「気づく」
まずは、自分が一日の中でどんな言葉を口にしているか、心で呟いているか、ただ観察してみてください。「また『最悪』って言っちゃった」と自分を責める必要は一切ありません。ただ、「あ、今、私こう言ったな」と気づくだけで、100点満点です。

ステップ２：意識的に「言い換える」
ネガティブな言葉に気づいたら、それを打ち消すように、別の言葉で「言い換え」てみます。最初はゲーム感覚でOKです。
（例）「本当に疲れた…」→「うん、今日も私、よく頑張った！」
（例）「あの人のせいでムカつく！」→「私は、穏やかな心でいることを選びます」

ステップ３：カタカムナで「浄化・上書き」する
一日を終えて、もし「今日は嫌な言葉をたくさん使ってしまったな」と感じたら、眠る前にカタカムナを唱えましょう。基本の詠唱で、その日一日に発してしまった不協和音をすべて浄化し、調和の取れたエネルギーで自分自身を上書きしてあげるのです。これで、翌日に負のエネルギーを持ち越しません。

言葉は、あなた自身。そして、あなたの世界そのもの。

「自分の言葉を変えるだけで、本当にあの人との関係が変わるの？」

はい、変わります。これは、私が身をもって体験した真実です。（そのリアルな変化はこちらの記事でもお話ししました）

相手を無理やり変えようとするのは、壁を力づくで押すようなもの。疲れるだけで、壁はびくともしません。でも、自分の言葉を変えるのは、部屋の照明のスイッチを入れるようなものです。部屋全体がパッと明るくなれば、今まで見えていた壁の傷や汚れが、気にならなくなったり、違って見えたりするのです。

あなたの発する「言葉」という波動が変われば、相手は無意識にその変化を感じ取ります。あなたに対して、今まで通りの攻撃的な態度を取りにくくなるのです。これが、波動の共鳴であり、「言霊の力」が人間関係に作用する本質です。

あなたがこれから紡ぐ言葉は、あなたの未来を創る、魔法の呪文です。どうせなら、自分自身が幸せになる呪文を、唱えたいと思いませんか？

この「言霊の力」を、もっと深く、体系的に学び、人生を本気で変えたいと願うなら、そのための羅針盤が必要です。私が今、こうして穏やかな心でいられるのも、その羅針盤を手に入れたからです。

私が学んだ「言霊の奥義」を覗いてみる