このブログを読んで、カタカムナの実践を始めてくださった、あなたへ。
自分の名前を唱え、言葉の力を意識し、毎日少しずつ続けているかもしれません。
でも、ふと、こんな気持ちが心をよぎることはありませんか?
「…本当に、これで合ってるのかな?」
「正直、まだ何も変わらないんだけど…」
「もしかして、私には効果がないんじゃないだろうか…」
その気持ち、痛いほどよくわかります。なぜなら、それは希望を持って一歩踏み出した人だからこそ感じる、誠実な心の声だからです。そして何を隠そう、私自身も何度も通った道だからです。
もし今、あなたがそんな「停滞感」を感じているとしても、決して諦めないでください。それは「失敗」のサインではありません。むしろ、あなたの魂が次のステージに進むための、大切な「揺さぶり」なのです。
今日は、なぜ「効果がない」と感じてしまうのか、その原因である「3つの罠」と、その罠を乗り越えて実践を続けるための心構えについて、お話しします。
罠①:「魔法の杖」を期待してしまうワナ
私たちが陥る、最もありがちな罠。それは、カタカムナを「唱えれば願いが叶う、魔法の杖」だと思ってしまうことです。
ご紹介している「思い通りの人生を創造する!カタカムナ入門講座」の紹介文にも、はっきりとこう書かれています。
「こんな方にはこの講座はおすすめできません」という項目の中に、「すぐに魔法のような変化を期待する方」と。
カタカムナは、筋トレに似ています。今日トレーニングしたからといって、明日いきなり筋肉ムキムキにはなりませんよね?でも、正しいフォームでコツコツ続ければ、体は確実に変わっていきます。
カタカムナも同じです。日々の詠唱は、あなたの「心の筋力」を鍛えるトレーニングです。効果は目に見えにくく、ゆっくりと、でも確実に現れます。
「唱えたのに、今日も嫌なことを言われた…」と一喜一憂するのは、毎日体重計に乗って「まだ10kg痩せない!」と嘆いているようなもの。大切なのは、日々の結果ではなく、「今日も実践できた」というプロセスそのものなのです。

罠②:「他人任せ」で待つだけのワナ
次によくあるのが、「とにかく唱えていれば、神様か何かが状況を良くしてくれるはず」という、他人任せの姿勢になってしまう罠です。
これも講座の紹介文に釘を刺されています。おすすめできない方として、「他人に依存しがちな方」「自分で考え行動するのが苦手な方」と。
カタカムナは、あなたを幸せにしてくれる「魔法使い」ではありません。あなたが、あなた自身の力で幸せになるための「強力なツール」です。
🙅♀️ 他人任せの思考
- 「カタカムナ様、どうかあの人を異動させてください」と願う。
- ただ唱えるだけで、自分の言動は何も変えようとしない。
- 変化が起きないのを「カタカムナが効かないせいだ」と考える。
🙆♀️ 主体的な思考
- 「あの人に振り回されない、穏やかな自分になります」と宣言する。
- 自分の言葉や行動を、少しでも変えてみようと意識する。
- 変化を起こすのは、あくまで「自分自身」だと理解している。
鍵を渡されても、自分でドアを開けなければ、景色は変わりません。カタカムナという鍵を使って、新しい世界への扉を開けるのは、あなた自身なのです。
罠③:心の奥底で「変化」を恐れているワナ
これが、最も根深く、そして気づきにくい罠かもしれません。
頭(顕在意識)では「変わりたい!」と強く願っていても、心の奥深く(潜在意識)では「今のままの方が、実は安全だ」と、変化にブレーキをかけているケースです。
講座がおすすめできない方として挙げている「内面を見つめることに抵抗がある方」「新しい考え方を受け入れるのが難しい方」というのは、まさにこの状態を指しています。
人間関係が改善したら、どうなりますか?
もしかしたら、今までとは違う役割を期待されるかもしれない。もっと責任ある仕事を任されるかもしれない。「可哀想な私」でいることで、得られていた同情や優しさがなくなるかもしれない…。
たとえ不幸な状況であっても、長年慣れ親しんだ場所は、ある意味で「安全地帯」です。そこから一歩踏み出すことへの、本能的な恐怖。これが、無意識に変化をブロックしてしまうのです。
もし、あなたがこの罠にはまっているかもしれないと感じたら、ただ、その「怖がっている自分」の存在に気づいて、認めてあげてください。「そっか、変わるのが怖いんだね」と。それだけで、心のブレーキは少しずつ緩んでいきます。
停滞期を乗り越え、実践を「続ける」ための3つの心構え
では、これらの罠から抜け出し、着実に変化の波に乗るためには、どうすればいいのでしょうか。私が実践している3つの心構えをお伝えします。
▼「効果がない」と感じた時の、心の処方箋
- 心構え①:結果ではなく「実践できた自分」を褒める。
効果測定はやめましょう。「今日も5分、自分と向き合えた私、えらい!」と、行動そのものを認めてあげるのです。 - 心構え②:ミクロな変化を見つける「喜びの観察者」になる。
劇的な変化を求めず、自分の心の小さな変化に気づいてみてください。「あ、今日は少しだけ心がザワつかなかったな」その小さな気づきが、継続のガソリンになります。(私の体験談も、そんな小さな変化の連続でした) - 心構え③:迷ったら「自分の名前」に還る。
色々考えすぎて分からなくなったら、全ての応用を一旦やめて、ただ自分の名前を唱えることに集中しましょう。それが、あなただけの原点であり、最も確実なパワースポットです。
カタカムナの実践とは、自分の中に蒔いた「幸せの種」を、信頼という水やりで、毎日少しずつ育てていくようなものです。芽が出るのを焦って土を掘り返してはいけません。ただ、信じて、続けること。それが何よりも大切なのです。
それでも、一人で続けることに不安を感じたり、自分のやり方が正しいのか分からなくなったりするのは、当然のことです。そんな時こそ、正しい地図とコンパスを示してくれるガイドの存在が、あなたの旅を確かなものにしてくれます。


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